スーツケースのTSAロックトラブル

ご存知の通り、9.11のテロの後、預け入れ荷物にダイヤル暗証番号式の鍵をかけることが禁止となりました。ダイヤル暗証番号式の鍵はTSA係官に壊される可能性があるとのことで、TSAロックのキャリーバッグを購入し、海外旅行にはそれを使用していました。

しかし、サンフランシスコを旅行した帰りにそのトラブルは起きました。本来、TSAロックはTSA係官が専用の合鍵を持っているため、施錠することが許されています。しかし、サンフランシスコの空港にはスーツケースの鍵を力ずくで鍵開けをしようとしたTSA係官がいたらしく、家に帰ってスーツケースを開けようとしてみると鍵のかみ合わせが悪くなってしまっていました。

何とか開けることはできましたが、再度閉めようとするとなかなか閉まらず、開けようとするとまたなかなか開かない、そんな状態になっていました。

現地のガイドさんが、そういうことがあるから貴重品を入れていないなら預け入れ荷物の鍵は閉めないほうが良いと言っていたのですが、まさか本当にそうなるとは思っていなかったので驚きました。もし旅行先で壊れて使用できなくなると困るため、その鍵開けに難のあるスーツケースはそれ以降使用していません。

次回アメリカを旅行するときはキャリーバッグに鍵をかけるのはやめようかなと思いつつも、何のためのTSAロックなのだろうと釈然としない気持ちが残る今日この頃です。